トレーニングをすることによって強くなるのは筋肉だけ

ではありません。

トレーニングは骨も強くしてくれます。

中高年になると『骨粗しょう症』の予備群が増えてきます。

『骨粗しょう症』という言葉は聞いたことがある方も多いと

思いますが、骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気のことです。

原因には加齢、生活習慣（運動不足、食生活）、喫煙

閉経後のホルモンバランスの変化、ステロイド薬の

使用等があります。

トレーニングには筋肉に刺激をあたえるだけでなく

骨も強くして『骨粗しょう症』を防ぐ働きもあります。

骨のつくりは、タンパク質からつくられた繊維状の

基本構造に、カルシウムやマグネシウムといった

ミネラルが硬く結晶したものです。

骨も実は筋肉や肌と同じように新陳代謝しています。

なので加齢とともにミネラル分が減り、骨がもろくなりやすく

なってしまいます。

結果『骨粗しょう症』となってしまいます。

予防にためには、カルシウム・マグネシウムなどの

ミネラルの摂取が有効だと言われています。

しかし、日本人はカルシウムやマグネシウムが不足しがちです。

足りないからといって、ミネラルをとる。

でも実はそれだけではダメです。

摂取したカルシウムなどが骨にスムーズにとりこまれるには

運動による刺激は欠かせないのです。

トレーニングによって分泌される成長ホルモンが骨も成長

させてくれます。

そこに加えて、肉・魚介類などからの骨の材料ともなる

タンパク質をとりいれていきましょう。

とくに女性は閉経を迎えると『骨粗しょう症』にかかりやすく

なります。

日本の『骨粗しょう症』の患者さんの約8割は女性。

『骨粗しょう症』による骨折は要介護の引き金となった結果

健康寿命を縮めてしまいます。

なので男性も女性も積極的にトレーニングをして

筋肉のみならず骨も丈夫にしていきましょう！